こんにちは!当ブログを運営している「IT夫」です。
前回の記事では、「持ち込み自由」や「オリジナリティ」を求めて12会場もの式場を比較・検討した、僕らの長い長い旅路についてお話ししました。
そんな「こだわり強め夫婦」が、最終的に運命の場所として選んだのが、東京都新宿区河田町にある「小笠原伯爵邸」です。
正直に言います。ここは、僕らが当初掲げていた「持ち込み完全自由!」という条件とは少し異なります。
重要文化財ゆえの制約もありますし、決して「安い」会場ではありません。
それなのになぜ、僕らはここを即決したのか?
そこには、見学当日に起きた「あるハプニング」と、それに対するスタッフの「神対応」がありました。
今回は、僕らが小笠原伯爵邸に心を奪われた「3つの決定打」と、契約前のリアルな懸念点について、口コミレビューとして全公開します。
理由1:【運命】初デートの記憶とリンクした「スペイン様式の洋館」

まず圧倒されたのは、その「本物感」です。
都営大江戸線の駅から地上に出ると、そこには新宿エリアとは思えないほど豊かな緑と、約100年の歴史を持つスパニッシュ様式の洋館が佇んでいました。
結婚式のためだけに作られたセットではなく、長い時間を経てきた建物だけが持つ「重み」というか。理屈抜きにかっこいいんです。
デザイナー妻も「ここなら、余計な装飾はいらないね。建物そのものがアートだから」と、プロの目線で絶賛していました。
そしてもう一つ、僕らの背中を押したのが「スペイン」というキーワードです。
実は、僕たち夫婦の初デートは「スペイン料理店」でした。
「スパニッシュ様式の洋館」で、後述する「ピンチョス」や「パエリア」といったスペイン料理でゲストをもてなす。
この偶然の一致に、ロジカル思考の僕も、柄にもなく「これは運命の伏線回収なんじゃないか…?」とテンションが上がってしまったのです。
理由2:【信頼】契約の決定打は、見学中に目撃した「大雨への対応」だった
しかし、建物の雰囲気だけで即決できるほど、僕らは甘くありません。
僕らの心を本当の意味で決めたのは、見学中に起きた「ある事件」でした。
僕らが見学に訪れた日、ちょうど別の方の結婚式が行われていました。
ガーデンには素敵な椅子が並べられ、まさにこれからガーデン挙式が始まろうとしている、その時です。
ザァァァーーーーッ!!!
突然のゲリラ豪雨。バケツをひっくり返したような雨が、式場を襲いました。
「うわ、これはかわいそうだ…」他人事ながら顔を見合わせる僕ら。現場はパニックになるかと思いました。
しかし、そこで見た光景は予想外のものでした。
スタッフの方々が、まるで早送りを見ているかのようなスピードで、しかし冷静に動き出したのです。
濡れないようゲストを誘導する係、装飾を撤収する係、そして屋内の挙式スペースを設営する係。
阿吽の呼吸で連携し、あっという間に「屋内挙式」への切り替えを完了させてしまいました。
仕事柄、システム障害時のオペレーションとか見ちゃうんですが、この「危機管理能力」と「現場対応力」は本物だと確信しました。
さらに驚いたのは、急遽変更になったはずの「屋内の挙式会場」も、ため息が出るほど素敵だったことです。
「ここなら、もし当日雨が降っても『残念な変更』ではなく『別の素敵なプラン』になる」
ガーデンウェディング最大の懸念点である「天候リスク」が、完全に払拭された瞬間でした。
理由3:【個性】「生ハム入刀」に「ピンチョス」。ありきたりを脱する演出

「型にはまりたくない」僕らにとって、小笠原伯爵邸の提案する演出も魅力的でした。
プランナーさんから提案されたのが、まさかの「生ハム入刀」。
ウェディングケーキの代わりに、巨大な骨付き生ハム(ハモン・セラーノ)に入刀し、それをゲストに振る舞うというものです。
甘いものが苦手な僕も嬉しいし、何より絵力がすごい。「食」を共通点とする僕ら夫婦にとって、これ以上ない演出でした。
(ちなみに、ガーデンで巨大なパエリアを作るオプションもあり、最後まで悩みましたが予算の関係で見送りました。これもやりたかった…!)
披露宴が始まる前、ガーデンや回廊で色とりどりの「ピンチョス」とお酒を楽しめるウェルカムパーティの時間も最高でした。
いきなり着席して堅苦しい挨拶…ではなく、動き回りながらゲストと会話できるスタイルは、まさに僕らが求めていた「大人の自由」でした。
懸念点はどう解消した?「アクセス」と「文化財の制約」

もちろん、契約前に悩んだポイントもありました。僕らはどうやって自分たちを納得させたのか、ロジックを共有します。
最寄りの「若松河田駅」は、正直言ってマイナーです。
しかし地図を見ると、実は新宿駅からタクシーで10分程度という好立地。
地方から来る親族にとっては、迷路のような新宿駅構内を歩かされるよりも、新宿駅からタクシーに乗って「玄関横付け」で来てもらう方が、むしろ負担が少ないと判断しました。
重要文化財のため、火気や重量物の持ち込み、壁に釘を打ったりテープを貼ったりすることは厳禁です。
最初は「DIYできないじゃん…」と思いましたが、逆転の発想で「装飾にお金と時間をかけなくて済む」と捉えました。
建物自体が美術館のようなものなので、何も足さなくても十分サマになる。これは結婚準備で忙殺される僕らにとって、大きなメリットでした。
後日談:結婚式を終えて確信した「スタッフ力」の凄さ
最後に、実際に式を挙げた後の話を少しだけ。
披露宴が無事にお開きになった後、担当プランナーさんやフロアスタッフの方々はもちろん、なんと厨房からシェフや調理スタッフの方々まで総出で挨拶に来てくださったんです。
これには本当に感動しました。
「ただ場所を貸している」のではなく、「チーム全員で二人の結婚式を作ろう」としてくれていたんだな、と。
あの見学時の雨対応は偶然ではなく、このチームワークがあったからこそできたことなんだと、改めて確信しました。
まとめ:小笠原伯爵邸は「安心」と「個性」が両立する稀有な場所
12会場を見学した末にたどり着いた小笠原伯爵邸。そこは、建物の素晴らしさ(ハード)だけでなく、スタッフの対応力(ソフト)も最強の場所でした。
「自分たちらしい式がしたいけど、ゲストへの安心感も妥協したくない」
そんなわがままな願いを持つカップルには、自信を持っておすすめできる会場です。
「でも、そんな素敵な会場…正直、お高いんでしょう?」
そう思ったあなた。
次回は、IT夫がExcelを駆使して管理した「最終見積もり」と「リアルな費用」について、包み隠さず全公開します。
こだわるところはこだわり、削るところは削った、IT夫の「節約術」も必見です。お楽しみに!
