【12会場見学して分かった】脱・テンプレ!自由な結婚式を叶える会場選びの記録

なぜ僕らは12会場も見学したのか?「ありきたり」が嫌だった僕らのこだわり

こんにちは!当ブログを運営している「IT夫」です。

この記事を読んでくださっているあなたは、きっと「自分たちらしい、ちょっと特別な結婚式がしたいな」と考えているのではないでしょうか。でも、具体的にどうすればいいのか、何から手をつければいいのか、迷っていますよね。

何を隠そう、かつての僕らも全く同じでした。

この記事は、ありきたりな結婚式に疑問を感じ、「自由と個性」を求めて10会場以上もの式場を見学した、僕ら夫婦のリアルな記録です。僕らの遠回りに見えた道のりが、あなたの式場選びの「近道」になれば幸いです。

参列経験豊富な30代夫婦が感じた「テンプレートな結婚式」への疑問

僕も妻も30代。ありがたいことに、これまでたくさんの友人たちの結婚式に参列してきました。どの式も本当に素敵で、心から祝福してきました。

ただ、心のどこかでこう感じていたのも事実です。

IT夫
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お色直しのタイミングも、キャンドルサービスの演出も、なんだか前にも見たことがあるような…

批判をされそうですが、祝福の気持ちはもちろんありつつも、気持ちとは裏腹に、そんな既視感を覚えてしまうことも正直ありました。
だからこそ、自分たちが主催する側になった時、「ゲストにとっても、僕らにとっても、一生記憶に残るような新しい体験がしたい」という想いが、湧き上がってきたのです。

「型にはまりたくない」IT夫と、「こだわりたい」デザイナー妻の思惑

この「脱・テンプレート」という想いは、僕と妻、それぞれのこだわりから来ていました。

僕(IT夫)のこだわりは、「型にはまった演出」への抵抗感でした。両親への手紙や新郎父からの紋切り型の挨拶など、定番の感動シーンがどうも照れくさい。「感謝の気持ちを、もっと自分たちらしい形で伝えられないか?」と考えていました。

一方、妻(デザイナー)のこだわりは、もちろんクリエイティブ面です。「せっかくならペーパーアイテムからウェルカムボードまで、世界観を統一して全部こだわりたい!そのためには、持ち込みが自由にできないと意味がない!」と、プロの顔で力説していました。

そんな二人の思いが、僕らの式場探しの軸となる「自由度」と「個性」という一点で、見事に合致したのです。

僕らの式場探しの軸は『自由度』と『個性』

仕事柄、何かを始める前には「要件定義」をする癖がある僕。今回の結婚準備という巨大プロジェクトにおいても、まず最初に夫婦で譲れない条件を洗い出しました。

最重要項目は「持ち込みの自由度」だった

エリアや人数といった基本的な条件はもちろんですが、僕らが何よりも最優先事項として掲げたのが、この「持ち込みの自由度」です。

これは単に「節約のため」だけではありません。妻に言わせれば、「持ち込みが自由であること」イコール「オリジナリティが出せること」。招待状や席次表、映像などを自分たちの世界観で作り込んでも、それを自由に持ち込めなければ意味がない、というわけです。

特に、ドレスやカメラマンといった、提携業者以外はNG(あるいは高額な持ち込み料が発生)という会場が多い中、この点は僕らの最重要チェックポイントとなりました。

IT夫
IT夫

持ち込みの有無はもちろんですが、持ち込み料金についても各会場でかなり違いがありました。

「トキハナ」「エニマリ」をどう使う?僕らの式場探しサービス活用術

そんなわがままな僕らの条件に合う会場を探すため、式場探しサービスもいくつか活用しました。

特に参考になったのが「トキハナ」と「エニマリ」です。 「トキハナ」は「持ち込み無料」を謳う式場が多く掲載されており、デザイナー妻が食い入るように見ていました。一方、「エニマリ」は会費制のカジュアルなパーティー事例が豊富で、「こういう自由な形もあるんだね」と視野を広げるのに役立ちました。

一つのサービスに絞らず、複数のサービスを目的別に使い分けるのが、効率的な会場探しのコツかもしれません。

【実録】個性派式場12会場を巡って見えた!ジャンル別メリット・デメリット

ここからは、僕らが実際に足を運んだ個性派の会場たちから学んだ、リアルなメリット・デメリットをジャンル別に共有します。

レストランウェディング系(リストランテASO, Subzeroなど)

料理のクオリティは、ゲストの満足度に直結する最重要項目。その点、レストランウェディングはまさに最強です。

専門の結婚式場ではないため、控え室の数や広さ、挙式スペースの自由度などは、会場によってかなり差がある印象でした。

歴史的建造物・邸宅系(小笠原伯爵邸, 古河邸, 萬屋など)

建物自体がアート作品のよう。唯一無二の雰囲気は、他の何にも代えがたい魅力です。装飾にそれほど凝らなくても空間全体が様になるので、世界観を重視するカップルにはたまりません。

一方で、文化財保護などの観点から、火気厳禁、壁に装飾不可といった制約が多いのも特徴でした。

コンセプトホテル・フリースペース系(HOTEL EMANON, Union Harborなど)

「どうぞ、ご自由に!」と言わんばかりの、空間デザインの自由度の高さが最大の魅力。まさに「自分たちの色」をゼロから作り上げたいカップルには最適です。
特にWEDDING CIRCUS系列の会場は、どこもおしゃれで刺激的でした。

ただ、裏を返せば、明確なビジョンがないと「何をどうすればいいか分からない…」と路頭に迷う可能性も。

和装・庭園系(三渓園, 伊勢山皇大神宮)

日本の伝統美は、やはり圧巻の一言。特に親族からの評価は絶大でしょう。美しい庭園での挙式は、僕らの最終的な理想である「ガーデンウェディング」にも繋がり、大きなヒントになりました。

ただし、屋外がメインになるため天候に左右されやすい点や、神前式の場合は進行の自由度が比較的低い点は考慮が必要でした。

「ノープラン」から始める式場見学のススメ

イメージは固まってなくてOK。見学しながら「理想」をすり合わせる方法

「12会場も見学なんて、大変そう…」と思いましたか? でも僕らは、このプロセスが非常に重要だったと感じています。なぜなら、最初から完璧なイメージを持っているカップルなんて、ほとんどいないからです。

僕らにとって式場見学は、会場を「評価」する場であると同時に、夫婦の「ブレスト会議」の場でした。 「この雰囲気は好きだけど、こっちは違うね」「こういう演出ができるなら、あれもやりたいな」 様々な場所を見ることで、ぼんやりとしていた二人の理想が、少しずつ輪郭を帯びていったのです。

結論:12会場を巡った末に、私たちが選んだ運命の式場は…

長い長い式場探しの旅の末に、私たち夫婦が最終的に「ここしかない!」と心を決めた運命の式場。

IT夫
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それは、東京都新宿区にある「小笠原伯爵邸」です。

なぜ、数ある魅力的な候補の中からこの式場を選んだのか?
そして、あれだけ「自由と個性」にこだわった結果、最終的な費用は一体いくらになったのか…?

その詳細な理由と、リアルな見積もりの全貌については、また別の記事でじっくりと解説します。

まとめ:遠回りに見えて、最高の近道。たくさんの式場を見学して本当に良かった!

12会場もの見学は、確かに時間も労力もかかりました。しかし、それは決して無駄な時間ではありませんでした。 たくさんの選択肢を自分たちの目で見て、比較し、話し合ったからこそ、最終的に選んだ一つの場所に、僕らは1ミリの後悔もなく、100%の納得感を持って決断することができたのです。

もしあなたが「自分たちらしい結婚式」のイメージがまだ固まっていなくても、焦る必要はありません。 まずは一歩、踏み出してみてください。その一歩一歩が、必ずあなたたちだけの最高の結婚式に繋がっていくはずです。

この記事が、その冒険の始まりの一助となれば、心から嬉しく思います。